すべての債権者の利息制限法での
引き直し計算が終わった時点で、多くの弁護士は
一度あなたと打ち合わせをすると思います。
その際に話し合われることと、注意点についてお話します。
・ 利息制限法での引き直し計算の結果が報告されます
引き直し計算の結果、債務がどれだけあって、
過払い金がある場合はその額が報告されます。
・ 和解交渉の方針を話し合います
引き直し計算しても、借金が残った場合には、
支払い計画について話し合います。
相談しながら、無理のない範囲で
3年を目処に返済を考えます。
逆に、過払い金が発生した場合には、
相手の交渉にどの程度応じるかの確認があります。
例えば、計算の結果の全額を絶対に返済してほしいのか、
相手がごねて時間がかかりそうな場合などは、
全額返済してもらうことをあきらめるのか。
その場合、何割程度の減額なら和解できるかなどを聞かれます。
この時点で、過払い金で、他の債権者の
債務を支払えそうかどうかが分かります。
弁護士や司法書士は、任意整理の仕事を
多く抱えていますので和解交渉に時間を
かけたくないという事務所も多いです。
しかし、全額返してもらうのが当然なので、
悪いと思わずに全額返して欲しいと伝えましょう。